900(2300、2320)系の顔コレクション(思い出の赤いせとでん)
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昭和41年当時、700系などの緑色のレトロ車両ばかりであったこの瀬戸線にも特急列車を走らせることになり、
それにふさわしい車両として、本線系から、知多電鉄910系がそのルーツの雑多な車両7編成14両が
瀬戸線に投入された。
特急らしくするために色を赤にして、白帯をまとい、本線らしく、パノラマカー同様に逆富士山型行先板と
ミュージックホーンまで搭載するという、従来車両と格差をつけた、素晴らしい車両であった。
これが、赤いせとでん車両の元祖である。

この車両たちは形式こそ同形式を名乗っていたが、それぞれの車両が個性を持ち、
顔、扉の窓、床下機器配置まですべて違っていた。
顔も前と後ろでは全然違う顔の表情を持っていて、どれが走っても楽しいものであった。

そんな900系ですが、当時は特急専用車であり、特急停車駅である、
大津町、大曽根、三郷、(新瀬戸・・昭和46年から)、尾張瀬戸だけであり、
旭前が最寄駅であった自分は、ほとんど乗る機会がなく、とても貴重な存在で、
いつか乗れる日を楽しみにしていたものでした。
当時、特急以外は緑色で手動ドアでしたので、とても格差を感じたものでした。

昭和48年に大型の3700系が投入され、特急の座をそちらに譲ったのですが、
普通列車の混雑や、3700系がHL車で加速が振るわないこともあり、
再度900系が特急仕業中心に運用されるようになり、昇圧の前日まで活躍した。

そんな900系ですが、全車の顔を写真で紹介します。
古い写真なので、見づらいかもしれませんがご容赦ください。
車番 車番 顔 


前面窓の運転席、
車掌室の窓にサッシが
入っていました。
車掌室側だけ、
上下2枚窓で貫通ドアが
引き戸になっています。
 

2300系標準スタイル。
2301〜2303、2324は同じ
前面形状をしている。
 


運転席側、車掌室側の
窓が上下2枚窓に
なっています。

この編成は最後まで
白帯をまとっていました
 

2301と同じ

この編成は最後まで白帯を
まとっていた。
 


前面は902とよく
似ていますが、貫通ドア
部分も上下2まいに
なっています。
 

2301と同じ
 


前面は901と似ています
が、貫通ドア上部に
幌受金具がついて
います
 

顔は2301〜2303と同じ

堀川より運転台にドアがなく
客席同様の窓がついていた
 


905〜907はほぼ同じ
顔をしています。
運転席側と車掌室側に
サッシ窓になっています
 

基本的には2324と同じ
であるが、運転台側、
車掌室側にサッシが
入っていた。

この車両はロングシート
 


905と同じ
 

2322と同様ロングシート、
サッシ車

貫通ドア上部に幌受台が
付いていた
 


前面は905と同じ

他の編成より遅れて
特急化された編成
それまでは、緑色で
車内はロングシート
、こげ茶色のニス塗りの
内装でした。
ミュージックホーンは
取り付けられなかった。
 

運転台側、車掌室側が2枚窓
貫通ドア上部に幌受け台が
設置されていた
       
 <番外700系>      


700系で唯一
赤色に塗色変更された
編成
 

高運転台化したため、
他の2320系とは
少し顔つきが異なる。
 

こちらの編成表もご参照ください。→こちら



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